プラグイン「BackWPup」を使ってWordPressのサイトを復旧・コピーする方法

2019年12月10日WordPressプラグイン

プラグイン「BackWPup」を使ってWordPressのサイトを復旧・コピーする方法

WordPressを使って制作したサイトを別のサーバーに移設する際、何らかの理由で元サイトのデータベース情報が無い状態でサイト全体をコピーしたいことがたまにあります。

そんなときはWordPressのバックアップ用プラグイン「BackWPup」を使って元サイトのバックアップと.sqlデータの読み込みを行います。

こんなときに使えるBackWPupプラグイン

そもそもBackWPupプラグインは、不慮の事態に備えてWordPressサイト全体をバックアップするためだけのプラグインで、基本的には復旧機能は付いていません。

ただ、BackWPupで生成したバックアップファイルの中にデータベース情報が保存されている.sqlファイルが生成されているので、そのファイルを用いて新しいサーバーに.sqlファイルを読み込むと、WordPressの設定情報や投稿データをコピーすることができます。

今回は以下の状況の方が対象です。

  • 元サイトのデータベース情報にアクセスできない
  • 元サイトのFTPに接続、WordPressにログインはできる
  • 移設後のサーバー側でphpMyAdmin(DB管理ツール)が使用できる
  • 新サーバーに旧サイトのWordPressデータをすべてアップロード済み(テーマファイル含む)

今回試した環境:WordPressバージョン5.3
移設後のサーバー:エックスサーバー

BackWPupプラグインの使い方

① 元サイトにBackWPupをインストール

まずは元サイト側のWordPress管理画面で、「プラグイン」>「新規追加」から「backwpup」を検索し、プラグインをインストールします。

BackWPupの検索とインストール
BackWPupの検索とインストール

» BackWPup – WordPress Backup Plugin

② BackWPupのジョブを設定

インストールするとWordPressの管理メニューに「BackWPup」が表示されるので、「新規ジョブを追加」をクリックします。

「新規ジョブを追加」を選択
「新規ジョブを追加」を選択

「一般」タブ内を少しスクロールすると「ジョブの宛先」として「バックアップファイルの保存方法」欄がありますので、画像のように「フォルダーへバックアップ」を選択します。

フォルダーへバックアップを選択
フォルダーへバックアップを選択

そのままページ下部の「変更を保存」ボタンをクリック。

基本的にはこの設定だけでOKです。

③ 設定したジョブを今すぐ実行

WordPress管理メニューの「BackWPup」から、今度は「ジョブ」を選択します。

「ジョブ」メニューを選択
「ジョブ」メニューを選択

先ほど②で設定したジョブ情報が表示されますので、タイトル部分にカーソルを合わせると「今すぐ実行」リンクが表示されます。これをクリックします。

ジョブを今すぐ実行
ジョブを今すぐ実行

④ バックアップ完了

すぐさまWordPressサイト全体のバックアップが始まります。

WordPressのバックアップ
WordPressのバックアップ

ゲージが100%になり完了したら、元サイトのサーバーにFTP接続します。

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