Google AdSenseのads.txt(認定販売者を宣言するファイル)の意味と設置する方法

2019年6月5日Google AdSense

Google AdSenseのads.txt(認定販売者を宣言するファイル)を設置する方法

Google AdSenseからads.txtを設置するよう注意文が届いたので、ads.txtの設置方法とads.txtとは何かを調べたのでシェアします。

ads.txtとは?

先日ふとGoogle AdSenseの管理画面を確認したところ、以下のような注意文が表示されていました。

Google AdSenseからの注意文
Google AdSenseからの注意文

ads.txtについては初見だったので、意味と合わせて導入方法を調べることにしました。

ads.txtは自分が設置した広告はコレだ!と宣言するもの

AdSense ヘルプにこのような説明があります。

そのコンテンツのパブリッシャー(ウェブサイトならばサイト運営者)が認定した販売者(AdSense など)を通してのみ販売されるようにするものです。サイト運営者様は ads.txt を独自に作成することで、自サイトの広告枠の販売者を厳密に管理し、偽の広告枠が広告主に提供されるのを防ぐことができます。

〜中略〜

購入者が偽の広告枠を判別できるため、サイト運営者様としても偽の広告枠に収益が流れるのを阻止し、その分収益を増やすことができるというメリットがあります。

・・・つまりどういうことかと言うと、たとえば自分のブログと全く関係のない、別の広告コードを何らかの方法で第三者からこっそり埋め込まれた場合、クリック広告などの収益がそちらのいわゆる「ニセ広告」を設置した側に流れてしまうのを防ぐ仕組み、ということでしょうか。

ブログを複数人で共同執筆している場合などでも、収益を受け取る権利のない人間がもしテンプレートを触れてしまう権限を持っていれば、自分の広告コードをブログに埋め込んで、運営者が知らない間に収益を抜き取ってしまうなんてこともありそうですね。

ads.txtはそれらを防ぐ仕組み、ということだと思います(※認識が間違っていたらコメントでご指摘ください。)

これは是非とも設定しないといけません。

※ads.txtを設定しないとAdSense広告が表示されなくなるという報告も見かけます。AdSenseを導入しているなら必ず設定してください。

ads.txtの設定・設置方法

自身の「サイト運営者ID」を確認する

方法1.サイトに埋め込んでいるAdSenseのコードから確認

<script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script>
<script>
     (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({
          google_ad_client: "ca-pub-●●●●●●●●●●●●●",
          enable_page_level_ads: true
     });
</script>

上記の●●●●部分がサイト運営者IDです。

方法2.AdSenseの管理画面から確認

Google AdSenseの管理画面を開き、左メニューから「アカウント」>「設定」を選択します。

AdSense管理画面からサイト運営者IDの確認
AdSense管理画面からサイト運営者IDの確認 ※クリックで拡大

メイン画面に「アカウント情報」として表示される、pub-●●●●●●数字部分だけをコピーします。

AdSense管理画面からサイト運営者IDを確認2
AdSense管理画面からサイト運営者IDを確認2 ※クリックで拡大

ads.txtファイルを作成する

テキストエディタなどでads.txtファイルを新規作成し、中に以下のテキストをこのままコピーします。●●●●部分には先程コピーしたサイト運営者IDの数字を入力してください。

google.com, pub-●●●●●●, DIRECT, f08c47fec0942fa0

それぞれのテキストの意味は割愛しますが、こちらに詳しく書かれています。
末尾のf08c47fec0942fa0に関してはGoogle販売者アカウント固有のIDなのでそのままで構いません。

作成したads.txtファイルをサイトのドメイン直下にアップロード

上記の1行だけを記述したads.txtファイルを、FTPクライアントソフトなどでサイトのドメイン直下にアップロードします。これだけで対応は完了です。

参考ページ